本研究は、小学校や社会教育施設でのアニメーション・ワークショップ実施におけるより良い環境作りや教材を開発することを目指し、主に子どもを対象としたワークショップの実施方法を調査、実践するもので、2019 年度より継続して行いました。本研究についての詳細は、下記のリンク「文化・住環境学研究所報Vol.9 (2022)」に記載しています。
2021、22 年度も前年度に引き続き新型コロナウイルス影響下での取組で、オンラインでのワークショップやネットを介して提供できる教材、コンテンツ制作が主でしたが、感染対策を行いながらの対面ワークショップやイベントの実施が再開され、指導講師や登壇者として参加することができました。
また、「アニメーテッドラーニングらぼ」(以下「All.jp」)との共同研究も継続して行いました。All.jp (※)が主催するオンラインワークショップでのカリキュラム制作協力と教材制作、講師としての参加の他、フォーラムでの研究発表を実施しました。
(※)Alljp は、デンマークで行われている「アニメーテッドラーニング」を参考に、日本でさまざまな学習や社会活動で「アニメーテッドラーニング」を展開するために設立された組織である。アニメーション制作を学習や対話のツールとして使い、身近な事柄やグローバルな課題を子どもたちが考えて話し合ったことをアニメーションで伝えようとする活動を行う。下記リンク集参照。
研究所の名称である「住環境」とは、住居のみならず人間の生活を成り立たせている環境全般を意味しており、研究所の活動としても異なる領域を横断する学際的な研究を重視しています。現在は「生活環境の向上」ならびに「造形教育手法の開発」をテーマとして、学内外の研究者による共同研究を推進するとともに、若手教員による研究活動の活性化を支援しています。研究成果は、各種の学会での発表のほか、隔年で発行する研究所報『しつらい』にも掲載し、広く社会に公表しています。(文化学園大学附属研究所公式HPより)